みなさん、こんにちわ。
桜が徐々に咲き始めました。
通勤、通学がちょっと楽しくなりませんか?
相変わらず、花粉がお祭り状態ですが、
毎日楽しく過ごしていきましょうね。
先日、映画を観に行きました。
「まく子」と言う映画です。
私は、西加奈子さんの書く小説が好きです。
彼女の紡ぐ文章は、一般的な小説家の感性と一味も
ふた味も違う独特な表現方法で描かれています。
私と同年代と言うこともあって、彼女の動向にとても興味があります。
「まく子」は、彼女の小説をもとに映画化されたものです。
今回は、原作は読まずに臨みました。
あまり大々的に宣伝はしてませんでしたし、
開催する映画館も少なかったので、
きっとすいているだろうと上映ぎりぎりに向かいました。
ところがどっこい、たくさんのお客さん、お客さん。
家族連れで子供からご高齢のご夫婦まで。
色~んな世代のお客さんでひしめき合っていました。
なんだか、とっても嬉しい光景でした。
小学校推薦の映画でもあるようです。
そのせいか、子供連れのご家族にたくさんお会いしました。
子供が、大人になるちょうど成長期。
思春期を題材に扱っている映画です。
身体と心がなかなか追いつかなくもどかしい時期って過ごしませんでしたか?
そのもやもやした世界をうまく映画にまとめあげていました。
彼女のストーリーは、一貫して、まっすぐ。です。
あたたかく。優しく。泥臭い部分もあり。人間臭いというのか。
ちゃんとしている。きっと、ちゃんとしている。映画だと思います。
感想が抽象的なので、いまいちピンと来ないかもしれませんが、
良かった。と言う感想です。
彼女の本は大体読んでいます。
サイン会には多々参加していて。マニアです。はい。
一貫して、まっすぐ。それだけは、デビュー当初から変わっていない気がします。
私も、この鍼灸の仕事に携わっていく中で、一貫するものを持ちたいと感じました。
年数を重ねるうえで、色んな変化があると思います。
環境だったり、人との出会いによって、価値観はきっと変化すると思います。
しかしながら、一貫して、これだ。と言うものはずっと持っておきたい。
と、西さんの文章に触れるたびに心が改まります。
それを軸と言うのでしょうね。
仕事をするうえでも、プライベートでも、何か、これと言うものを
持っておくと、何か悩んだり、立ち止まったりしたときに、
ふと、そこに立ち返ると、おのずと答えが見つかるかもしれません。
一貫した、これっていうものはありますか?信念と言うものでしょうか?
皆さんの、これってものを聴いてみたいです。
皆さんが、明日も心地よく目覚めることが出来ますように。
最近出た、「まにまに」と言うエッセイは、電車の中で読むと、
吹き出し注意です。たまに感動して泣いてしまう本もありますが、
今回のエッセイは、にやにやしてしまいます。
ぜひお薦めです。
浜園