コウエンハドコデスカ?

みなさん、こんにちわ。

お家で「強く、優しく」過ごしている皆さんは、

新しい発見をなさいましたか?

私も皆さんと同じように小さな発見をしました。

本日は、そういうお話をしたいと思います。

一人でのジョギングは、運動をするという面で規制の対象ではございません。

私は、休みの日に、体力維持と頭の中のリフレッシュを兼ねて近所を緩やかに走っています。

つい先日、ヘジャブをまとったお母さんと男の子が、自転車で並走しながら、

猛スピードで私の横を通り過ぎました。ここまでは、よくあるシーンですね。

その後、キーッ!と急ブレーキをかけ。私が、横切るのを待っています。

ああ、その時点で、私に用事があるのだなと察知するわけです。

私の中では、このシーンもユージュアリーなのです。

「タテノコウエンハドコデスカ??」道を尋ねられました。

私は、昔から道を尋ねられる人間です。

英語は話せませんが、海外の方にもよく道を訊かれます。「スミマセン・・」と言う具合に。

ここを左折して、ここをまっすぐで、と言うのは、なんだか通じるか分からないため、

ここをこーぉっ行って、そうすると、突き当たるので、今度は、こぉーって、、

と体中全身を使って、半ばオーバーにゼスチャーしながらお伝えしました。

「アリガトウゴザイマス」

最後まで、道案内してもよかったのですが、なんとなく、付いて来なくてもダイジョウブデス、

的なオーラを感じたので、見送ることにしました。たどり着けたかな。

人に尋ねられる、勧誘される、お祈りさせられる、写真撮ってください・・・などの行為を、

ずっといやだなぁと感じていました。この職業に就くまで。

20代前半に渋谷を歩くものならば、3歩歩けばセールスにつかまっていました。

いわゆる、キャッチと言うたぐいです。

スキだらけの顔をしているからでしょう。頻繁に、毎回、いつも、必ず声を掛けられました。

うまく断る、無視するという対応すらできない頭でっかちだったのです。

そこで、私は、一つの作戦を試みました。

「誰からもかかってこない」携帯電話を耳につけながら、

渋谷を歩く作戦です。時にちょっと独り言いってみたり。。

今振り返ると、怪しくて、寂しく、もったいない20代ですね。

鶯谷の近くで、年一回、朝顔市と言うお祭りが開催されます。

今年は、開催されるかどうかわかりませんが、とても盛況なお祭りです。

私は、鍼灸の勉強会でお世話になっている先生と、その仲間と遊びに行ったことがあります。

鶯谷の駅の帰り道、前を歩いていた若い女性の2人組に、「その朝顔は、なんて言う種類なの??」

咄嗟に先生が人なつっこく話しかけていました。てっきり知り合いだと思っていましたが、

全く知らない人だよ、と澄まし顔。あらてのナンパかと思いきや、先生の一言が忘れられませんでした。

「どんな人にも警戒心を与えないような雰囲気を出すことは、鍼灸師にとって大事なんだよ。」

「これは、そのトレーニングですよ。」

ナンパの言い訳にしては、かっこよすぎて。

この言葉に、私は深く心に刺さりました。今でも、ことあるごとに、鮮明によみがえります。

鍼灸は、知らない人にとっては怖くて怪しい世界かもしれません。意を決して、アウェイの治療院に足を運び。

初めて出会う先生が怖かったりしたら・・・どうしよう。きっと、もう、行かない。

そして、鍼灸怖い。さらに、痛くない施術だったとしても、鍼灸痛い。

と言う概念が生まれてしまう可能性はゼロではありません。

いかにして、鍼灸怖くない。痛くなかった。なんだか、気持ちがすっきりする。果てには、楽しかった!

と感じて頂くかが施術の満足度とは別に、大事な要素だと思います。

やはり、施術者の第一印象は大事です。見えない雰囲気とか。

先生のように、ふんわり話しかけられたら、辛い話も、自然と話してしまうことでしょう。

そういう出来事を体験して以来、私の、道を尋ねられる行為が、いやだなぁと思わなくなりました。

もしかたら、と言うか、もしかしなくて、鍼灸師に大切な条件かもしれません。

短所は、長所でもあり。長所は、短所でもある。そうですね、見方が変わるだけで、こんなにも、

気持ちが楽になるなんて、とその時に感じました。

ヘジャブをまとったお母さん、私に話しかけてくれてありがとう。と感謝の気持ちでいっぱいです。

先の見えない不安が、知らないうちに表情や態度に出ていることもあるでしょう。

しかしながら、今回もいつも通り話しかけられた。と言う体験は私の今なすべきことを強く肯定してくれた気がします。

一つ、見方を変えることによって、今のやりにくい生活が、快適になることもあります。

一つ、今までと変わらずいることで、誰かの助けになることもあります。

そういう新しい発見をしました。

お家時間で、自分の内面を見つめる時間も増えたことでしょう。

アウトプットの時間が今まで多かったかもしれません。

この時期は、インプットの時間を持ってみませんか?教えてくれているのかもしれません。

前に前に進むことも大事ですが、立ち止まって、野に咲く花に思いを馳せる時間も粋ですね。

考え事が多くなったら、身体を動かしてみましょう。

単調な作業ほど、気持ちがすっきりします。集中するっていうことですね。

それが、私にとっては、緩やかなジョギングと絵を描くことです。

皆さんのすっきり方法は何ですか?今度教えてくださいね。

明日も小さな発見がとよいことがありますように。

浜園 裕子

 

 

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