皆さんこんにちわ。ご無沙汰しています。
あっと言う間に3月も後半に入りました。いかがお過ごしでしょうか?
3月は、新生活のための準備、始まりや、お別れの時期でもあります。
ようやく寒さも和らいで、外に繰り出したい気分に駆られます。
そうは、言いつつも、胸を張って堂々と遠くに外出するのは、もう少し時間がかかりそうですね。
今日は、漫画を紹介したいと思います。「大丈夫マン」です。
なかなかのエッジが効いています。好き嫌いはっきり分かれるかもしれません。
シュールで、がっちり笑いも取れます。笑いが免疫を上げるのは周知の事実です。
たったこれ一冊で丈夫な身体作りが出来るなんて。安上がりです。
私が一番オススメしたかったのは、漫画の全てはさることながら。あとがきに胸を打たれました。
大丈夫、大丈夫って何が大丈夫マンなのか。その理由が、あとがきによって紐解かれています。
えもいわれぬ不安感。焦り感。苦しみを感じたことがありますか。
今までに、誰でも一度くらいはそのような経験があるでしょう。
その、もやもやした苦しみに名前をつけよう。と著者の藤岡さんは提案しています。
なんならば、へんてこで、少し下品で。
一度聞いたら、吹き出してしまうような、ばかばかしい名前がよいです。
藤岡さんは、自分の不安感に対して、しいたけゴリラと名付けているようです。
頭にしいたけが生えたゴリラ。これが、彼の不安感だそうです。
不安感を可視化することによって、なあんだ、たいしたことないじゃん。
気持ちを落ち着かせる対処法なのです。
人間は、目に見えないもの。名前のつかないものに対して、不安や恐れを抱く生き物です。
だから、その苦しみを少しでも解放するために、客観的に捉えられるように名前をつけていくのです。
そうすることによって、恐怖や苦しみがいくらか薄らぎます。
例えば、「あなたは、原因不明の病気」です。と宣告されるのと、
「あなたは、しいたけゴリラ病です。」と言われるのは、どちらが、冷静に受け止められますか。
やっぱり、名前があった方が、安心しますよね。たとえ病気だったとしても。
藤岡さんは、生活を営む上で、ちょっとした楽になる知恵をあとがきに残してくれました。
この考えに至るまできっと色々な悩みやご苦労を重ねてきたのではないのかな、
と彼の優しさを感じられずにはいられませんでした。
本文は、なかなかぁ~のギャグ漫画ではあります。
しかしながら、時おり見せるひとコマにわずかな哀愁が漂います。
そこにこそ、彼の優しさがにじみ出ている瞬間なのではないななと思います。
それらの哀愁が、このあとがきにつながっていく理由なんだと、強く感じました。
そんな風に解釈したうえで、もう一度読み返すと、
二倍も三倍も新しい発見が見つかります。
新生活に足を踏み入れる時、どんな人でも、勇気が必要です。
藤岡さんの知恵を借りて、なんともばかばかしい名前をつけて、
もやもやした不安や悩みを乗り越えていきましょう。
山口先生、頑張ってください。
これから、わくわくする日が待っていますね。
長い間、元氣計画を支えて頂きましてありがとうございました。
私達も頑張ります。
きっと。
きっと大丈夫マン。
明日も笑顔の一日になりますように。
浜園 裕子