歌を上手に歌おう ~その6~

はい、というわけで、新橋院の山口です。前回の最後に書いた質問の答え合わせです。

復習ですが声帯を震わせるには声道に空気の流れが必要で、正しい音程で歌うには声道が調節した速度で空気が通り抜けることが必要だと説明しました。

では、どこから空気が声道に流れてきますか?・・・・・・そうですね、肺です。

それでは、呼吸は肺自体がしているのでしょうか?そうではありません。なぜなら肺には筋肉がないので自分で動いているわけではないからです。

呼吸は主に横隔膜が上下することで、肺に空気を入れたり出したりしています。が、横隔膜はほとんど筋肉でできているので、自分で呼吸量はコントロールできるのです。普段より大きく吸って大きく吐くなんてのは横隔膜を含む呼吸筋たちの力です。

音の高低や大きさで、そもそもの使用空気量が違うのはみんなわかっていることですよね。なので、声の大小などを含めて正しい音程で歌うには「声道を通る空気量」と「声帯を震わせる空気の速度」のバランス調整が必要なのです。体調や気圧などで毎日・毎時違うわけですから、その微調整はとても大変!

さぁ、ここまでくれば、すべては筋肉のコントロール次第ということがおわかりいただけると思います。

そして筋肉が正しい運動を常に正しくできるようになるには当然、脳の認識と反復運動命令(主に中脳だそうです)が必要になります。なので脳がそれを覚えるまで何度も何度もやりこむ=筋トレに他なりません。

千里の道も一歩から。歌をうまく歌うにもまずは聞きながらの筋トレから。

ってことで6回に渡って書かせて頂いた「歌を上手に歌おう」を終了させていただきたいと思います。

最後までお付き合いいただきまして、ありがとうございました。ご質問などありましたら、メールやご来院の時にでも捕まえてくださいませ。

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