夏の始まり「立夏」 まだまだ朝晩は肌寒さが残っていますが、昼間は暖かく過ごしやすくなってきましたね。「夏」は暑さと湿気を身体に溜め込まないことが大切です。熱中症にならにように注意が必要です。しかしながら、屋内での過剰な冷房で身体を冷やしすぎると汗をかけない身体の状態になり、「秋」に風邪を引きやすくなります。冷たい屋内と暑い屋外とを繰り返し行き来すると疲労が蓄積します。水分を補給する時も冷たい飲み物を多く取りがちですが胃腸を冷やしすぎると消化能力を弱めます。何事もバランスが大切ですね。
サラリーマン時代「半導体立国日本」と言われて業界に勢いがあった頃、携わっていたLSI開発の仕事でエージング実験というのがありました。マイナス温度と100℃を超える高温の間を何回も温度を上げ下げしながら半導体の動作を確認するもので、数日の間で数十年動作し続けたと同じ負荷を掛ける実験です。そのころの夏の暑い日、連日の徹夜続きで屋内外の出入りを繰り返していると、自分がエージング実験で負荷を掛けられている様な気になりました。今でも夏の暑い日に時々思い出します。あの頃はバランス崩して動作不良になるところでした…