みなさん、こんにちわ。
11月は、晴れの日が多く気持ちも明るくなりますね。
私は、ありがたい反面、たたかいの毎日を過ごしています。
乾燥の季節が到来してきました。
肌のケアはどうなさっていますか。かかとカサカサですか?
今日は、そういった保湿のケアについてお話をしたいと思います。
先日、私は、千葉の小倉台駅から徒歩10分の治療院に行きました。
和光鍼灸治療院へ。私が通っていた鍼灸学校の大先輩です。
平地治美先生と言います。
悩んだり、困ったり、人生の岐路に立たされた時に、必ず的確なアドバイスを
くださいます。大事な先生です。
先生は、薬剤師の免許もお持ちで、併設して漢方薬局も開設しています。
今回は、特に大きな悩みはなかったのですが、
どうしても会いたくなって治療を受けに行ってきました。
平地先生は、新宿の朝日カルチャーセンターで、一般の方向けに、
漢方のお話をして下さっています。
今年は、コロナの影響で、開講が中止になったりと、授業を受ける機会も失いました。
そういう理由もあって、じゃあ、私から会いに行けばいいじゃないか。GO TO 千葉です。
一番の目的は、軟膏を購入するために行きました。
「紫雲膏シウンコウ」と言います。
私は、この軟膏に非常にお世話になっています。足を向けて寝られません。それくらい大事なものです。
これは、いったいどんな薬なのでしょう。
平たく言えば、漢方のオロナインです。
効能としては、化粧の下地、唇の荒れ、床ずれ、魚の目、
あせも、アトピー性皮膚炎(乾燥タイプ)などなどです。
新し目の傷に効果を発揮します。
先生曰はく、目ん玉以外はすべて塗れるとのことです。
私は、この軟膏を保湿クリームとして愛用しています。
以前使っていたものが底をつきそうになり。。。
こ、こ、この状態は、冬を越せそうにないぞ!と恐怖を感じていました。
この軟膏が、私の手に非常になじみます。相性もあるとは思いますが。
コロナの影響で、以前にも増して手を洗い、アルコール消毒し、洗濯が増え、掃除もこまめに
することで、手がどんどん油分を奪われて、乾燥し、いまは、80代くらいの年齢の手に変わってしまいました。
そんなバサバサデで、ガサガサな手で、マッサージや鍼灸を受けたくないですよね・・。
気安く触れられたくないですよね。
だ、か、ら、こ、そ。この紫雲膏で、カバーするわけです。
万が一、カバーしてもしきれない時は本当に申し訳ございません。
ただ、それぞれのスタッフが何かしらの対処をして、
心地よい手を作っていると思います。いつも、私は、触れられたい手を模索しています。
紫雲膏の材料は、紫根、当帰、ゴマ油、ミツロウ、豚脂。以上です。
市販の薬局でも売っています。しかしながら、平地先生手作りの軟膏が一番手に優しいです。
ゴマ油も太白ゴマ油を使用しているおかげで、そこまで、調理風のにおいがしません。
乾燥を防ぎ、皮膚に栄養を与えます。豚脂は、なめらかさを出します。当帰は、良い血を作り、
滞った血をゆるやかに取り去る働きがあります。
紫根は、肉芽形成を促進する作用があるため、やけどや、痔のも効果を発揮します。
あやうく痔主になりかけた時に、一度塗って一晩寝ただけで、さようならした経験もあります。
ミツロウは、油を固めて軟膏にする働きを持っています。
それらの良いところがちょうど混ざり合って優しい保湿剤に変身するわけです。
今回は、奮発して2つ買いました。きっと丁寧に使えば冬は過ごせますが、
コロナがいつまで続くかわかりませんしね。余分に買って、
余裕を持っていた方がいいと思い大人買いしてしまいました。
保湿することで、手の乾燥を防ぎます。それは、誰でもご存知だと思います。
その他に、保湿の利点は、身体の柔軟性を維持します。
ええー!初耳?!
ちょっと極論かもしれませんが、、。表面の皮膚が乾燥していれば、深部へも潤いが奪われていきます。
たとえて言うならば、砂漠のような乾燥した地帯の土を思い浮かべてください。
ぼそぼそのぼろぼろですね。あのような筋肉の硬さに近づいていくイメージです。
水分が奪われたらカチカチになりますよね。お肉を焼きすぎたら、カチカチして味気ないですよね。
だからこそ、潤いは、大事です。年齢を重ねると、どんどんどんどん水分が減っていきます。
歳を重ねると、身体もカチカチで頭もカチカチな頑固な人って多いですよね。
みずみずしい赤ちゃんや、10代のピチピチした少年少女って、純粋で素直ですよね。
どちらかと言えば、出来れば、後者のティーンエイジャーのようなそういう気持ちを持ち続けたい
なと私は感じるわけです。紫雲膏から話が飛んでしまいましたが、
日々のケアは大事です、と言うことをお伝えしたかったわけです。
ご自身で感じている以上に乾燥は忍び寄っています。
適度な水分補給をして身体に潤いを補給しましょう。
そして、一番よい保湿クリームに出会えることを祈っています。
使い切りそうな紫雲膏と、平地先生作の素敵な絵を写真に載せます。
どうぞ、睡眠をしっかりとってよい一日が過ごせますように。
浜園 裕子