6/5 は二十四節季の芒種(ぼうしゅ)です。”芒(のぎ)”はイネ科植物の”穂先の毛”のことで、その”種”を撒く時期の意味。そして梅雨入りの時期でもあります。予報では、週明け頃から関東も梅雨入りするかもしれませんね。
そこで、梅雨の時期の養生法についてお話します。
雨の日が増え、湿度の高い環境が続きます。過度の湿度が身体に及ぼす害を「湿邪」と言い、五臓(肝・心・脾・肺・腎)のなかで「脾」が特に影響を受けやすく成ります。
湿邪の主な影響は次の通り。
- 消化機能が弱り易くなり、食欲不良・下痢等「脾の不調」の原因になる。
- 身体に余分な水分が溜まり易く、むくみ・重だるさの原因になる。
- 代謝(氣の巡り)が悪くなり、気分の落ち込み、やる気の低下
湿邪対策
①ツボ押し
・脾兪 胃兪(胸椎11番・12番 背骨の両脇1.5㎝位外側 )
・脾経(足の親指の横から土踏まず側を通って脛の内側のライン)
②食養生
・湿を出す(体内の余分な水分を排出し、むくみを防ぐ)食材—はとむぎ、小豆、とうもろこし、冬瓜、きゅうり
・胃腸を温め消化機能を促進する食材—しょうが、ねぎ、紫蘇、山椒
・代謝をあげる(気を巡らせる)食材—陳皮(みかんの皮)、香菜、セロリ
③軽い運動(特に脚を使った運動)— 前前々回のブログを参照してくださいませ。
④ぬるめの入浴—前回のブログを参照してくださいませ。
さて、今日のメニューは、私の近隣では未だ「格安備蓄米」が出回っておらず。お米が高値なので「はとむぎ」混ぜて雑穀ご飯、ベランダ菜園で収穫した紫蘇と生姜を あえた塩もみキュウリ、なんていいかも…
文と写真:黒澤淳
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