「よく利用する改札の向こうに、ずっと立ち止まっている車椅子の人がいた。なぜ、立ち止まっているか分からず、私は、人の流れに並んで改札を通ろうとした。私が出ようとした広い改札のみが、車椅子が通ることの出来る改札だったことに、ようやく気づく。私達の流れが消えない限りその方は、改札に入ることが出来ない。その人は、足止めをくっていたのだ。私が止まれば、すぐにその人は向こうから入って来ることが出来る。出来る。出来るのだ。でも、私はそれが出来なかった。止まらなかった。後ろから押されたら怖い。舌打ちされるのも怖い。勇気がなかった。その人は、表情がなかった。いつものこと。落胆も枯れていたのかも。何かを達観したかのようにも見えた。私は、昨日のことのようにこの出来事を思い出すことが出来る」
「およそ100名を超えるメンバーが2年に渡ってスタジオワークすることで、障がいのある人もそうでない人も当たり前に手を差し伸べて自然に過ごしているんです、それって素敵なことではありませんか!!」私が、最近お世話になっているダンスの先生が話した言葉です。
先日、振付家、ダンサーの近藤良平さんが総合演出を手掛けたカンパニーグランデの「春の祭典」を観に行きました。良平さんの言葉をお借りすると、「年齢、性別、国籍、障がいの有無、プロアマの垣根を超えて、様々な創造性を持つ総勢100名を超えるメンバーを擁するビッグカンパニー」の祭典です。ダンスはもちろんのこと、演劇あり、歌、音楽もありの全ての人がそれぞれ輝いていて、一つのものに向かって身体で表現する姿に何度も胸を打たれました。
私が、お世話になっている先生が良平さんの演出、振付の助手をされており、無事に舞台を終えた時にお話をしてくれたのが、先ほどの感想でした。その感想を聞いた時に冒頭の出来事を思い出し、情けなく、恥ずかしく、一刻も早くその場を立ち去りたかっです。
困った人がいたら声をかける、助けになる。頭では分かっていても、私は、なかなか一歩踏み出せません。ですが、先生と会話したことで、変わらないとな、と強く感じるようになりました。たとえ、小さな一歩を踏み出したとしても、その一歩がもしかしたら、助けを必要とする立場の人たちにとって住みやすい社会になるのかもしれません。心に余裕がないとなかなか出来ることじゃないかもしれません。でも、これは、ダンスのエクササイズと同じで、続けることで、うまくなります。続けることで、スマートな手助けができるかもしれません。神様が、試すかのように、今日さっそく仕事の帰りに、松葉杖をついた女性が電車に乗ってきました。席を譲りました。でも、あっさり断られました。そういう時もありますよ!期待はせずに、後悔もせずに、声をかける一歩を踏み出していこうと思います。
そんなふうに、私の心に一石を投じてくれた先生に感謝します。
そんな素敵な先生は、3月にソロパフォーマンスをされます。お時間のある方、ぜひ応援に行きましょう!そして、もっと住みやすい地域を増やしたいですね。
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文と写真:濵園裕子 はまぞのゆうこ
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