立秋 りっしゅう 2025 〈秋は「肺大腸」〉

〈秋は「肺大腸」〉 8/7は立秋 暦のうえでは秋が始まる頃となっています。が、連日の猛暑で、とても秋という雰囲気ではありませんね。残暑と言うよりは、まだまだ夏本番の暑さです。

東洋伝統医学では、内臓を「臓(ゾウ)…内部が詰まっている臓器」と「腑(フ)…内部が空洞でチューブのような臓器」の2種類に分けています。五つの「臓」と「腑」のセットがあり、季節ごとに そのいずれかの働きが高まると言われていて、秋には「肺」と「大腸」の働きが高まります。(ちなみに、春は「肝と胆」、夏は「心と小腸」、土用(梅雨)は「脾と胃」、冬は「腎と膀胱」です。)この臓と腑のセットをもとに様々な生理現象・病理現象が説明されています。

しかし現代の私達には、「肺」と「大腸」がセットと言われても、その結びつきはピンとこないですよね。最近では腸内環境と免疫の関係がしばしば取り上げられるなど、従来私達が教わってきた内臓の働き以上のものがある、ことが解かってきています。

そんな現代科学と東洋伝統医学との接点になるようなお話を紹介いたします。

“イグノーベル賞”を、ご存じでしょうか。ユーモアや風変わりな研究で人々をわらわせた研究に与えられる、ノーベル賞のパロディで、これまで多数の日本人が受賞しています。2024年度には東京科学大学・大阪大学 教授 武部 貴則先生の「お尻に秘められた新たな可能性」という研究が受賞しました。

これは豚を用いて行った、肺呼吸で酸素を充分に取り込めないときに、酸素を大量に含んだ特別な液体を腸から投与するとことで、酸素を体内に取り込める、という事を示した実験です。いわば腸呼吸の可能性を示しています。まさに「肺」と「腸」の結びつきの証となるような実験だと思います。「お尻で呼吸」というとユーモアのある面白そうな話ですが、コロナ禍の時に重篤な肺炎で呼吸困難で多くの方々が苦しみましたが、そんな時にこの腸呼吸で多くの人々が救われるかもしれません。

これからますます現代科学が進歩するにつれ、伝統医学の証となる様な新事実が発見されていくことを期待します。

参照:お尻に秘められた新たな可能性NHK視点・論点 https://www.nhk.jp/p/ts/Y5P47Z7YVW/episode/te/KXV6LX2G38/から

文と写真:黒澤淳

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